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■ タンポポってどんな植物?! ■
 


  タンポポ

  ◆学名  Taraxacum officinale  
  ◆科名  キク科タンポポ属
  ◆生育地  道ばた、野原、牧場


◆名前の由来

学名のタラクサカム(Taraxacum)は、「苦い野菜」という意味のペルシャ語のタルフ・チャコーク(talkhchakok)が中世ラテン語になった言葉である。「不安を治療する薬用の植物」という意味がある。

セイヨウタンポポの名前、dandelionは「ライオンの歯」という意味のラテン語のデンス・レオニス(dens leonis)がなまったものである。  

タンポポという名は「タンポポのタンは鼓を打ち、ポポと調べを打つ鼓の音から来ている。」と考えられている。(柳田国男説)

◆主成分

 ・セスキテルペンラクトン  ・トリテルペン  ・ビタミンA,B,C,D  
<葉のみ>  ・クマリン

・カロチノイド  ・ミネラル(特にカリウム)  <根のみ>  

・タラキサコシド  

・フェノール酸  

・ミネラル(カリウム、カルシウム) ※山形県衛生研究所HPより別の記述あり  http://www.eiken.yamagata.yamagata.jp/news/files/120.pdf

成分:ステロール類のスチグマステロール、シトステ ロール、トリテルペンのタラキサステロール、タラキソー ル、β?アミリン、その他、コリン、イヌリンなどが含 まれています。
葉や花にはルテインやビタミン類、アル ニジオールが含有されています。

◆主作用  ・利尿  ・解毒  ・苦味

◆学術的研究  ・学術雑誌『Planta Medica(プランタ・メディッカ)』に1974年に掲載された研究より。   正確な作用機序はわかっていないが、セイヨウタンポポの葉は強力な利尿作用を持つ。多くの一般的なカリウム排泄を引き起こす利尿薬とは違い、セイヨウタンポポの葉はミネラルをもたらすカリウムを多く含む。

 ・1959年に出版されたドイツの研究より。   根には顕著な肝臓浄化作用と胆汁合成促進作用がある。また穏やかな苦味作用と緩下作用がある。

 ・山形県衛生研究所 タンポポの水性エキスは黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、肺炎球菌、緑膿菌、赤痢菌、チフス菌などに対して抗菌作用があり、動物実験では利胆作用や利尿作用を示し、結石症に有効であることが検討されている。 その他、マウスで抗腫瘍作用も報告されている。山形県衛生研究所でもキク科の植物に含まれている成分の発癌予防効果を検討し、タンポポの花に発癌プロモーター抑制作用を認め、マウスの皮膚で二段階発癌実験を行い、発癌予防作用のあることを明らかにした。

・中国ではタンポポの抗感染作用を臨床的に検討し、臨床各科の多種類の感染性炎症に応用している。例を上げると、乳腺炎、気道感染、気管支炎、肺炎、肝炎、泌尿器系感染、中耳炎、副鼻腔炎、湿疹などで、蒲公英の製剤は、ある程度抗生物質の代用として使用できるとしている。

・アメリカ農務省(USDA, the U.S. Department of Agriculture)の研究より。   エストロゲンホルモンそのものよりも更にエストロゲン活性の強いものがある。アメリカ農務省の研究は3ミリグラムほどの少量のホウ素をとると、血流中の循環エストロゲンが2倍になる事を示した。セイヨウタンポポにはホウ素が豊富に含まれているので、閉経後女性および閉経間近の女性に適している。

・雑誌『新薬と臨床』第44巻、第11号掲載論文より  女性の不定愁訴に対して、蒲公英湯(タンポポ)エキスの効果が認められる。

◆歴史と民間伝承

<ヨーロッパ・中東>

・西洋の民間薬としてサラダとして食べる葉は、利尿薬として長い間用いられてきた。 ・11世紀にはアラブの医者たちの治療の中でタンポポが使われた。

・13世紀のウェールズのミッドファイの医者たちによって表された『本草書』に収録され、タンポポが推賞されている。

・ヨーロッパでは野菜として食用にされ、民間的には神経痛や消化不良、湿疹などに用いられていた。

<中国>

・漢方ではタンポポを蒲公英と称し消炎、解熱、健胃、利尿、催乳薬として用いていた。蒲公英湯、蒲茵湯などの漢方 処方に配剤される。

・蒲公英: 春の開花前に根を掘りあげ、根だけを日干しにしたもの。 ステロール化合体、脂肪酸、糖質(イヌリン、ラエブリン、マンナン)などが含まれている。 これらの成分には苦味があり、口中の味覚神経を刺激して唾液、胃液の分泌促進、食欲増進、消化促進などに、また胃粘膜にも直接作用して健胃に役立つ。 茎葉から分泌する白乳は、タラキシアチン、タラキシアセリン、イノシットなどで、胆汁分泌の促進に役立つといわれる。

<日本> ・日本でも江戸時代の種々の本に食用にされていたことが載っている。日本では主に民間薬として、苦味、健胃、整腸、解熱、発汗、催乳に使用する。

・利尿:セイヨウタンポポの葉は利尿薬として用いられ、体内の水分を減らすことによって高血圧を治す。

・解毒薬:セイヨウタンポポの根は最も効果的な解毒作用のある生薬の一つである。主に肝臓や胆嚢に働き、老廃物を排出するのを助け、肝臓を刺激し、尿中の有毒物質を排出する。特に調和の取れた治療薬で、根は感染、汚染による有毒物の排出を促す。便秘、にきびや湿疹、乾癬などの皮膚疾患、骨関節症や痛風などの関節炎など、多くの病気に対する治療上の徳性を持っている。

・胆嚢障害:セイヨウタンポポの根と葉は、両方とも胆嚢に対する有効な作用があり、胆石の予防に用いられている。葉は形成した胆石を消失されるのに有効であるとされている。

・民間利用法:にきびと吹き出物。便秘。二日酔いの解毒。浮腫。蕁麻疹。

 

 


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